1979年、織物製造卸「室町の加納」の社長に就任、二代目加納荘五郎を継いだ加納 賢様が染色作家との交流を通じて集めた作品を収録しました。
手仕事によって作られるものの美しさと作品が生まれる背景を垣間見ることができる内容です。
染・織・帯・陶器・絵画・工芸など掲載点数は135点余り。
人間国宝の作品や、途絶えてしまった職人技でつくられた作品も収められ、貴重な記録でもあります。
人間国宝・喜多川俵二先生との対談や「心の師、心の友 物故の先輩・同年配を偲ぶ」では、加納氏の交流の広さと深さを知ることができます。
第22回日本自費出版文化賞グラフィック部門入選作品です。
<ことことメモ>
きもの好き垂涎の染織がずらりと揃うコレクション。2年かけて1冊にまとめました。
スイス装とコデックス装を組み合わせた装丁。
ページが180度開くため、作品一つひとつをストレスなく見られます。
(2021/01/27更新)