ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.19 2022/12/15
日付:2022.12.19

お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信停止は、hon@localhostまで)

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ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.19 2022/12/15

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先月11月26日、文伸の創立60周年式典を開催しました。60年の長きに亘り存続できたことは、ご愛顧いただいた様々な皆さまのおかげと、そのつど期待に応えてくれた多くの社員のおかげだと改めて深く感謝申し上げる次第です。
60年前、12歳の少年だった私は、千駄ヶ谷から三鷹への引っ越しを恨んでいました。あと1年で小学校を卒業するのに待ってくれなかったこと、三鷹に来たら学校にプールが無かったこと、道路は舗装されてなく埃ぽかったことなどです。
そんなある日、近くに井の頭公園という公園があるとのことで、父親とすぐ上の兄と行くことになりました。公園に入っても、千駄ヶ谷が明治神宮や神宮外苑など緑が多いところだったので、特に驚くこともありませんでしたが、七井橋に着いて井の頭池を覗いたときです。
金魚鉢を上から見たような、透き通った水の中に水草がゆらゆらして、その間を小魚が群れて泳いでいるのです。池といえば、毎日のようにランドセルをほっぽり投げて千駄ヶ谷小学校の近くの東郷神社の池に走りクチボソ(モツゴ)を釣りに行ったので、池には親しみがあったのですが、ただ、池は濁っているものと思っていたのです。
ショックでした。世の中にこんなきれいな池があるのかと思いました。現金な少年でした。引っ越して良かったと思ったのでした。千駄ヶ谷の友達に自慢できるものを見つけたからです。
あれから60年、少年は老人となりましたが、今でも忘れられない光景です。(川井信良)

 

【開催御礼】創業60周年記念式典 https://www.bun-shin.co.jp/20221128/

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▼目次

【1】コラム

 ●井の頭公園の散歩(19)

【2】トピックス

 ●株式会社タツノコプロ様とのコラボ企画
 ●「むチューdeデジタルスタンプラリー第2弾」開催中!
 ●「紙、インク、本、のほとり」のご案内

【3】主な新刊情報

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【1】コラム

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●井の頭公園の散歩 (19)井の頭自然文化園開園に協力した小学5年生たち

井の頭自然文化園は、戦時中にもかかわらずなんとか開園にこぎ着けましたが、その開園に小学5年生の活躍がありました。
須田孫七さん(昭和6年生まれ/故人)は、病弱だった幼少期を過ごし、「その後、病気も徐々に治まり、小学生の頃には石神井の昆虫学者加藤正世先生が開いている昆虫の同好会に入っていました。そのとき聞いたのが、今度開園する井の頭自然文化園の中に資料館が出来るという話です。
実は、加藤先生は東京府から資料館の展示を任されていたのです。自然文化園の開園は、太平洋戦争が始まって半年後ということもあって、標本類が集まらなかったのでしょうね。そこで、小学5年生だけど、100箱以上の標本を持っていた僕が目をつけられた(笑)。病気だった僕は遠方にはいけないから近場の昆虫だけです。それも良かった。園の方針は東京の昆虫展示ですから、ぴったりの標本だったのです。それでも足りなかったから、今度はクラスメイトの標本とか、もっと採集しようということになったのですよ。
これには訳があるのです。僕の桃井第二国民学校5年2組の担任は西沢二郎先生といって、理科教育に熱心な青年教師で、加藤先生や後に自然文化園の園長となる木村四郎さんとも知り合いで、良い資料館を作りたいという思いに賛同していたのですね。それが、5年2組の協力につながったのです。
そんなわけで、自然文化園の資料館は5月17日の開園に間に合わず10月3日に開館したのですが、開館にこぎつけた陰には小学5年生が標本を提供したり、採集した協力があったということなのです」(『いのきちさん』4号抜粋2012年5・6月号)と語ってくれました。(川井信良)

 

『いのきちさん』4号 2012年5・6月号
https://www.bun-shin.co.jp/sys/wp-content/uploads/2017/12/inokichisan04.pdf

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【2】トピックス

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●株式会社タツノコプロ様とのコラボ企画

ぶんしんへんしん ~脱・街の印刷屋から超・街の印刷屋へ~
同じ三鷹で60周年を迎えたタツノコプロ様とコラボさせていただき、ヤッターワンならぬ『ヤッターブン』をロゴタイプとしてデザインいたしました。ロゴは、文伸webサイトトップページでご覧いただけます。
https://www.bun-shin.co.jp/

 

●「むチューdeデジタルスタンプラリー第2弾」開催中!

武蔵野市中央地区を巡って、豪華賞品を当てよう!
弊社も対象店で、入口のドアにポイントがあります。ぜひお気軽におたちよりください。
2022年11月26日~12月25日、スマホがあれば簡単に参加できます。詳細は下記サイトでご確認ください。
https://muchu-stamprally.com/

 

●「紙、インク、本、のほとり」空想製本屋×ズアン課 のご案内

ことこと舎でご縁のある、空想製本屋さまのイベントのご案内です。
日時:2022年12月27日~29日 11時~19時
場所:はなぶさ画廊 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-19-6
詳細:https://honno-aida.com/2022/12/09/12-27-29/

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【3】主な新刊情報

●絵本学会様年刊機関誌『絵本BOOKEND2022』編集:絵本学会/頁数:114ページ/価格:1,320円(税込)/表紙絵は、スージー・リー『せん』より
ご購入:https://www.amazon.co.jp/dp/4893901958
詳細:https://ehongakkai.com/publish/19.html

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■発行元
株式会社 文伸/ぶんしん出版/自費出版専門工房「ことこと舎」
出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
▼メールアドレスの変更・配信停止・ご意見・ご感想・お問い合わせ
E-mail:hon@localhost
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株式会社 文伸 https://www.bun-shin.co.jp/
ことこと舎 https://staging-kotokotosya.site/

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