お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信停止は、hon@kotokotosya.jpまで)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京も梅雨入りとなり、雨の日が多くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、6月23日(金)は、臨時休業のお知らせです。全社員で文学遠足研修を行います。実は、ここにきて、ぶんしん出版から『文学する中央線沿線』の出版と『元祖 太宰マップ』の重版が重なり、社員一同改めて地域文化を学ぼうという趣旨で文学遠足研修を行います。
その中の『元祖 太宰マップ』は、1994年(平成6年)に「みたか太宰の会」の2人の女性によって「三鷹に太宰ファンが訪れても何がどこにあるのか分からないので、案内マップを作り無料で配った」のが始まりでした。それを引き継ぐかたちで2008年(平成20年)からカラー新装版としてぶんしん出版から発行しているものです。今では三鷹市も「太宰が生きたまち・三鷹」として取り組んでいますが、その源流は市民の自発的な活動でした。(川井信良)
太宰が生きたまち・三鷹 https://www.city.mitaka.lg.jp/dazai/index.html
————————————————————
————————————————————
————————————————————
今号も道草をします。今回は梅雨時のど酔っ払いの話。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
吉祥寺にあったフランス料理のオーナーシェフとよく呑んだ。仕事を頂いているお客さんであるが、気が合った。彼の師匠は帝国ホテルの料理長「ムッシュ村上」。昭和の東京オリンピックで、女子選手村の総料理長としてコックのリーダーを務めた人物で、私も一緒に食事をする機会があった。その時の金言は忘れない。「川井さん、人生の中で『いまさら』ということはなしにしよう。何事も遅すぎることはないのです」。
そんな師匠がいたためか、彼もしっかりしたシェフだった。そして共に気の置けない酒好きの友人であった。よく呑みに行ったのは吉祥寺の「のろ」で、私の好きな「自然郷」という福島県矢吹町の清酒が置いてあった。その一升瓶をボトル購入して呑むのである。その日は1時間半ほどで肴をつまみながら一升四合ほど呑んだあと、真向かいの焼き鳥屋でもう一杯呑んで別れた。彼は愛車の中でぶっ倒れたらしいが、私はすいすいと自転車で井の頭通りのセンターラインの上をはみ出さずに走ったりして、意気揚々と帰宅して布団の中に滑り込んだ。
ところが、気持ちよく爆睡しているところに大量の水をかけられた。「なんだなんだ」と目を覚ましたところ、なんか変だ、自宅ではないことに気がついた。見知らぬマンション裏手の空き地にぶっ倒れて土砂降りの雨に打たれていた。「まずい帰らなくては」と自転車とカバンがあるのを忘れてふらふらと井の頭通りに出た。手をあげタクシーを拾った。ずぶ濡れなのによく止まってくれた。土砂降りでよく見えなかったのだろう。運転手さんありがとう。
車内でしずくを垂らしながら寒さに震えていたが、なんとか家のそばに着いた。震えながら「あ~がとうございす。いいいくらですか」と聞きながら財布を開けたらお金が入っていなかった。酒代で消えていたのだ。よく見ると図書券が入っていた。三鷹市が公募したまちづくりの提案に応募して、義理でもらった図書券5千円分があった。頭を下げて図書券を差し出したら、黙って受け取ってくれた。そしてふらふらと自宅玄関に。玄関に手を掛けたら開いている。午前2時だというのに開いているとは不用心だとぼそぼそ言いながら、そ~っと開けたら、女房が立っていた。
後日談がある。数日後、女房が近所の魚屋さんに買い物に行ったときのことである。「オタクのちびちゃんたちが、そこの道路で寝ているから、お前たち何しているんだ! と言ったら、『おとうさんゴッコしているんだ』と言ってましたが何なんですかね」。(川井信良)
————————————————————
————————————————————
ぶんしん出版のロングセラー。6月19日の作家太宰治の忌日、桜桃忌にあわせて第5版を発売しました。新井未明さんによる趣きのある手書き地図が表面に、裏面には地元研究者ならではの足跡やエピソードが紹介されています。
桜桃忌に『元祖 太宰マップ』を片手に散策はいかがでしょうか? 当日は、太宰治展示室と太宰治文学サロンの特別開館、みたか観光ガイド協会主催の「桜桃忌ガイド」も開催されます。
太宰治展示室 https://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/dazaihouse/
太宰治文学サロン https://mitaka-sportsandculture.or.jp/dazai
みたか観光ガイド協会 https://mitakaguide.p-kit.com/
『元祖 太宰マップ』 https://bunshin.base.shop/items/23950723
ことこと舎で制作した『モンチッチの生まれまち新小岩 モンチッチパパの銅像づくり』(監修:関口晃市、発売:ぶんしん出版)が、令和4年度ジャグラ作品展において、「宣伝印刷物部門 全国中小企業団体中央会会長賞」を受賞いたしました。
令和4年度ジャグラ作品展入賞作品決定! https://www.jagra.or.jp/12790/
『ジャグラ高知大会』に出席いたしました https://www.bun-shin.co.jp/20230612/
出版事業部では、日々Twitter(https://twitter.com/KotokotoSya)を更新しています。現在のフォロワー数は1,175人(6月15日現在)。9月までに1,200人を目指そう! と、決めましたので、このメルマガ読者の皆さま、よろしければ、ことこと舎/ぶんしん出版のTwitterのフォローよろしくお願いいたします。
(そして、ずっとフォローを外さないでくださいね。笑)
————————————————————
————————————————————
●『株式会社ハツコーエレクトロニクス 創業50周年記念誌』
発行:ハツコーエレクトロニクス/頁数:78ページ/サイズ:B5ハードカバー
●『元祖 太宰マップ』
著者:みたか太宰の会 小船井美那子・島田怜子/原画:新井未明/価格:550 円(税込)/サイズ:B3判・6折
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
アカウントをお持ちの方は「いいね」や「フォロー」お待ちしております
・ブログ(ことこと長屋):http://blog.livedoor.jp/kotokoto_sya/
・Facebook:https://www.facebook.com/kotokotosya/
・Twitter:https://twitter.com/kotokotosya
・note:https://note.com/bunshin_kawai/
・https://staging-kotokotosya.site/
・https://www.bun-shin.co.jp/20211228-2/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行元
株式会社 文伸/ぶんしん出版/自費出版専門工房「ことこと舎」
出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
▼メールアドレスの変更・配信停止・ご意見・ご感想・お問い合わせ
E-mail:hon@kotokotosya.jp
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
株式会社 文伸 https://www.bun-shin.co.jp/
ことこと舎 https://staging-kotokotosya.site/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼バックナンバー
Vol.1 2021/6/15、Vol.2 2021/7/13、Vol.3 2021/8/17、Vol.4 2021/9/13、Vol.5 2021/10/15、Vol.6 2021/11/16、Vol.7 2021/12/15、Vol.8 2022/1/14、Vol.9 2022/2/15、Vol.10 2022/3/16、Vol.11 2022/4/15、Vol.12 2022/5/16、Vol.13 2022/6/15、Vol.14 2022/7/15、Vol.15 2022/8/26、Vol.16 2022/9/26、Vol.17 2022/10/14、Vol.18 2022/11/18、Vol.19 2022/12/15、Vol.20 2023/1/13、Vol.21 2023/2/16、Vol.22 2023/3/17、Vol.23 2023/4/14、Vol.24 2023/5/17